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オセロ

H18年1月28日

こうなりたかった・・・

限界を感じながらも仕事に行くことから逃げないと決め毎日いっていた。
楽しいとか苦しいとか何も分からないままただ行くということが義務のようで行っていた。
事務をしてみませんか?という言葉を私は怖いながら苦しんで考えた。
そして行くと決めた。
研修を受けて実践。2週間で終わった。
もう無理と思った。
みんなの目線が怖くてしかたなくなっていたのだ。
だから私はその頃から音楽を大音量で聞きながら歩くようになった。
ただただ、怖さから逃げたかった。
人に話しかけられることも話しかけることも嫌になっていた。
そんな私だけど仕事では別人を演じることになる。
電話を100本はかけないといけなかった。
じゃないと自分が苦しい思いをするのだから。
かけまわした。
毎日。言葉づかいも分からない。みんなの目が痛い。
そう思いながらも毎日定時に出勤した。
そして帰ってきて眠りまた同じ日を繰り返した。
だが1月28日を持ってリタイアすることにした。
そう決めた瞬間から私の心は楽になった。毎日のようにおそってくる胃痛などの心身症からは逃げれた。
だが、まだ心は痛い。
なぜならこの事実、私が一人勝手に決めたこのことは誰も知らないからだ。
これを知ったとき回りがどう思うか分からなくて私はいえないでいる。
まだ会社にも言っていない。
このまま消えるつもり。それかメールでやめることを伝えて。
このことを言えないのは、絶望されること捨てられること、がっかりされることが怖いからだ。
社会にでて2週間で駄目になったと思われたくないという維持もある。
いろいろな維持が私をしばりつけている。
だけど今はまだ言えない。
いつ誰に言えばいいのか正直分からない。
初めから期待はされていなかった。だけど毎日仕事にいってる私をみて家族は安心をしていた。
今日も電話があった。
「毎日仕事にいけてるみたいで、お父さんはうれしいよ!やっと元に戻ってくれたんだね」って・・・
この言葉を聞いて辞めたんだ。っていえなかった。とてもじゃないけど。
だから笑って
「うん。そうなんだ。忙しいよ!」って答えた。
うれしそうな声。だましました。罪悪感の中につかった感じ。
人をだますことは辛い。でもそうしないと相手がって思った。
どっちがよかったんだろう・・・
体は罪悪感でまた心身症。どこに逃げても心身症からは逃げれない。
でも、どうしようなかったんだ・・・・
分かって。嫌わないで。それだけは言いたい。
精一杯頑張ったってこと。
これ以上はもう無理だったっていうことを。
この事実が分かったとき落胆されまたやっぱりあの子は駄目だと思われるだろう。それでも2週間は普通の子でいたんだよ。
大嫌いな電話もたくさんしたんだよ。
それだけはここに残したいから・・・
私も笑って好きな服をきて走り回る女の子でいたいんだよ。


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